最近、「葛湯(くずゆ)」にハマっています。
風邪をひいたときに、知人が身体が温まるよと教えてくれて、初めて食べたのがきっかけです。意外と甘いんだなというのが最初の感想ですが、それ以来、ちょくちょく食べるうちにハマってしまいました。
葛湯(くずゆ)は、仕事や受験勉強の合間のリラックス、おやつにも最適です。
葛湯(くずゆ)とは?
葛湯とは、葛粉(くずこ)をお湯で溶いて作った、とろみのある温かい食べ物です。一説では、西暦700年頃から食べられてきたものらしいです。
葛湯の原材料である葛粉(くずこ)は、とろみのある性質のため、和菓子の材料として使われることが多いです。
葛粉は、どのように作られるのでしょうか?
葛粉は、マメ科のつる性多年草である「葛(くず)」という植物の根を砕いて、デンプンを精製して作られます。
クズの根を細かく切断して、水に浸して一定時間が経つと、デンプンが沈殿します。そのデンプンを取り出し、再度、水に浸して沈殿したデンプンを取り出します。
アク抜きと沈殿を繰り返し、不純物を取り除き、最終的に良質なデンプンだけを取り出し、日陰干しで乾燥させることで、葛粉ができあがります。
質の良い葛粉を作るには、単純作業ですが、かなりの手間ひまが必要とされるようです。
葛湯の効用は?
漢方薬で有名な「葛根湯(かっこんとう)」もクズの根が原材料です。
クズの根には、発汗作用や解熱作用があります。そのため、葛根湯は、風邪のひき始めの寒気やだるさ、筋肉のこわばりといった症状に効く風邪薬として有名です。ただし、葛根湯は漢方薬で他の薬の成分も含まれており、純粋な葛粉というわけではありません。
いっぽう、葛湯(くずゆ)は薬ではなく食材のため、葛根湯(かっこんとう)ほどの風邪への効き目はありません。
ただし、消化もよく身体を温めることができるので、風邪気味で食欲がない時などは、葛湯がおすすめです。葛粉は腸内環境を整えてくれる効果があるため、胃が重たいと感じるときや、便秘気味のときにもおすすめです。
おすすめの葛湯は?
完全に好みの問題なので、一概には言えませんが、個人的にはプレーンの葛湯がほどよく甘く大好きです。ほどよく甘く食べやすい葛湯をご紹介します。
ちなみに、どんなに身体によいといっても、食べ過ぎは良くないので、1日1杯にしています。
スギマル くずゆ
食べやすく癖がなく、私の最も好きな葛湯です。いたってノーマルで、子供も大好きな味のため、我が家には常にストックしています。
みやこ飴本舗 くず湯
アマゾンで購入してみて、満足できてた葛湯です。
みやこ飴本舗のくず湯、スギマルの葛湯がいたってノーマルで、コスパもよいため、家庭用ストックとしてはおすすめです。
天極堂 葛の里 葛湯
品物は良いです。
とろみが出ないという方もいますが、 少量の水で葛を溶かし、ダマがなくなるまで混ぜ、沸騰した熱湯を注ぐと、とろみが出てきます。