オンコセラピー・サイエンス、株価が7か月ぶりに30円台を回復

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バイオ株の仕手株化が再び注目を集めています。特に、オンコセラピー・サイエンス(証券コード4564)の最近の株価上昇はその顕著な例と言えるでしょう。

驚異の急騰:7か月ぶりに30円台を回復

2024年5月24日、オンコセラピー・サイエンスの株価は続伸し、午前10時までに前日比12円高の34円(54%上昇)となりました。これにより、約7か月ぶりに30円台を回復しました。この急騰の背景には、同社が塩野義製薬(証券コード4507)にライセンス提供した食道がん治療薬候補の開発進展への期待があります。

大量行使の発表が市場を動かす

オンコセラピー・サイエンスは5月15日と22日に、第36回新株予約権の「大量行使」を発表しました。これが市場に与えた影響も見逃せません。

  • 5月15日の発表:60,000個(発行総数の11.11%、5月1日から15日まで)の大量行使が行われました。これは、株価が下落している時期に行われたため、投資家の間で「何か特別な理由があるのでは?」との憶測を招きました。
  • 5月22日の発表:97,000個(発行総数の17.96%、5月15日から22日まで)の大量行使が行われました。こちらは株価が急上昇している時期に行われたため、行使量が増えても不自然ではないと市場は受け止めました。

バイオ株の魅力とリスク

バイオ株は、新薬や治療法の開発進展によって急激な株価上昇が期待できる一方で、その不確実性から大きなリスクも伴います。今回のオンコセラピー・サイエンスのような急騰劇は、投資家に大きな利益をもたらす可能性がある反面、仕手株化に伴う価格操作や急落リスクも存在します。

まとめ

オンコセラピー・サイエンスの株価急騰は、バイオ株の仕手株化の一例として注目されます。新薬候補の開発進展への期待や、大量行使の発表が市場に与える影響は大きく、投資家にとって魅力的な投資対象となる一方、慎重な判断が求められます。今後もバイオ株の動向には目が離せません。

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